こだますることば vol.4 荘司 哲さん
今回は12人のヒーロー(※1)の中から、2015年に登壇された荘司 哲さんにその後の反響などについてお話しを聞きました。
(※1 TEDxHamamatsu では歴代のスピーカーに敬意を表し、ヒーローとお呼びしています。)
足元の魅力を改めて発見することの大切さ、楽しさが分かりましたというお声をいただくように…。
「何もないところへでかけよう」と題した荘司さんのプレゼンテーションでは、「コト消費」が注目される昨今にあって、地域の観光資源は視点の持ち方次第だ、とパティシパントに投げかけました。
そのサンプルとして挙げた「卵かけ御飯」づくりツアーはまさに、視点を変えることで住み慣れた地域がキラキラと輝いて見えてくる、その感覚を私たちに伝えてくれるものでした。
Profile
荘司 哲
あそびの仕掛け人 / 奥浜名湖ツーリズムガイド
改めて振り返っていただくと、TEDxHamamatsuにご登壇された経験は、荘司さんご自身にとってどのような価値がありましたか?
私はオーディションからの登壇でした。
TEDxHamamatsu スピーカーオーディションへの応募のきっかけが「挑戦すること」でした。年齢を重ねるうち、社会人経験を積むうちに忘れがちな「何かへ挑戦すること」。それを忘れないために応募をしました。
結果、登壇させていただくことになり、オーディションはもとより、人前でアイデアを広めるトークをする、誰かと一緒にトークを創りあげるという、すべてが初めてで新鮮な経験となりました。今でも挑むことをやめずに、周囲と協力して進むことができている、よいきっかけとなりました。
あと、全てが緊張感に包まれていた初開催 TEDxHamamatsu のトップバッターを務めたことで、少々のことでは物怖じしなくなりました(笑)。
TEDxHamamatsu で行ったプレゼンのアイデアに対して、その後どのような反響がありましたか?
トーク直後は「卵かけ御飯を食べました」という話やSNSをよく見ました。今では、それ以上に、足元の魅力を改めて発見することの大切さ、楽しさが分かりましたというお声をいただくようになりました。
TEDxHamamatsu で他のスピーカーやパティシパントの皆さん、スタッフなどとのコミュニケーションはありましたか?その中で印象に残るものがあれば教えてください。
コミュニケーションについては、全方位的なものがありました。
スピーカーだからと特別視されることなく、気さくにスタッフさんやパティシパントが話しかけてくれたり、トークへのアドバイスをいただけました。
スピーカー同士のコミュニケーションについては、書き出したら止まらなくなりますので深くは書きませんが、共に TEDxHamamatsu を乗りきった戦友として、今でも続く溢れんばかりのコミュニケーションがありました。
TEDxHamamatsu は、荘司さんのアイデアを世に広めるきっかけとして役立ちましたか? YES ならば手応えを感じたエピソードを、NO ならば「こう改善すれば?」というご提案をお願いします。
ある意味でYes。ある意味でNoだと思います。
世に広がるほど何か大きな反響があったかといえば、そこまで大きな手応えは無いです。ただ、「一歩」であるとすれば、おおいに Yes であったと思います。
個人的に地域のことに関する講演を依頼されることがあるのですが、依頼者の方が私を調べるうえで「TEDxHamamatsu」のトークをご覧になって、その辺の話もして欲しいということや、講演を聞かれた方が私の素性(?)をインターネットで調べて TEDxHamamatsu に至り、驚いた!というお話を聞くことがあります。
9月24日に開催する TEDxHamamatsu 2017 と、そこで登壇されるスピーカーの皆さんに向けて、期待を込めたひと言をお願いします!
スピーカーの皆さんのアイデアとパティシパントの皆さんの熱意が一体となって、価値あるアイデアが世に広まることを期待しております!
登壇するその瞬間まで、緊張感は右肩上がりであることをお伝えしておきます(笑)。
荘司さん、ご協力ありがとうございました!
TEDxHamamatsu 初開催のトップバッターという重責に十二分に応えていただいた荘司さん。その後、スピーカー同士でも「書き出したら止まらなくなる」ほどの交流があるとのことで、とても嬉しく感じます!
「何かへ挑戦すること」を忘れずにいたい、とオーディションに参加された荘司さんの積極的な姿勢を、私たちも見習いたいと思います。
今後もこのシリーズでは過去のスピーカーの「その後」をレポートしていきたいと考えています。どうぞお楽しみに!
(文:TEDxHamamatsu メディアチーム 山村)